メンズメイクで見る世界が変わる
韓国アイドルの影響やジェンダーレス化の流れで、『メンズメイク』の需要がどんどん大きくなってきています。
若い10~20代だけでなく、30~40代以上の大人世代にも身だしなみとして、メンズメイクをする人が増えました。
そこで今回は「世代問わず使える」メンズメイクを全て(!)紹介します。紹介するメイクの種類は以下の通りです。
- ベース(肌)
- 眉
- アイメイク
- シェーディング
- ハイライト
- リップ
他人からの印象アップはもちろん、自分の自信にもつながるのが『メイク』です。勇気を持ってメイクして「新しい扉」を開いていきましょう!
kyokun
- プロメイクアップアーティスト育成美容専門学校
- 登録販売者資格
- メンズメイク検定3級
- 日本化粧品検定3級
- メンズ・女子問わずの美容&コスメオタク
メンズメイクは正直どう思われてる?
男性がメイクをするときに1番気になるのが「周りの目」。
そこでインスタグラムでアンケートを取ってみました!結果は以下の通りです。
【メンズメイクについてのアンケート(インスタグラムにて)↓】
- メンズメイクをやっている男子 83%
- 挑戦したい男子 17%
- やり方がわからない・やろうと思わない 0%
- した方が良い 38%
- しても気にならない 38%
- ちょっとイヤかも 25%
- 反対 0%
上記の通り、男性はメンズメイクをやっているまたは挑戦したいが100%。女性は肯定派が76%とどちらも『メンズメイク』に対して肯定的でした。
また肯定派の女性からはこんな声もありました。男性のみなさん、安心してメイクに取り組んでいきましょう!
メンズメイクは気持ち悪いと思われているか?深掘りしています
失敗しないメンズメイクのやり方|1.ベースメイク
ベース(肌)のメイクは細かく5つに分けてお話しします。肌は印象を決める大切な工程です。
特に肌のトラブル、ニキビやニキビ跡・くま・青ヒゲが気になっている人には「トラブルを隠すチャンス」でもあります。
①日焼け止め
日焼け止めを重要だとわかっている男性は、実は少ないです。
肌トラブルの原因のひとつに「紫外線による刺激」があります。
大人の男性になったときに後悔しないように日焼け止めは「1年中」塗りましょう!
もちろん、すでに大人の男性も今から塗り続けることで、肌トラブルの予防になるのでしっかり対策していきましょう。
- 耳や首の後ろまで塗ること
- 時間が経ったら、パウダーやスプレーで塗り直しをする
伸ばすときにこすらないで「手のひら全体で押し込む」ようにすると刺激も少なく、塗り残しも防げます。
日焼け止めについて詳しくまとめています
②下地
下地は正直、塗らなくても大丈夫な工程です。ただ、下地を塗ると格段に「肌のレベルが格上げ」されます!
男性に特に効果的な下地の種類は「毛穴用下地」です。
その名の通り「毛穴を埋めてつるんとした肌に見せる」効果があるので、ぜひ挑戦してみてください。
【動画あり】下地の塗りかた/使い方
③ファンデ・BB
これは正直かなり『差が出る』ところです。
「ただ塗るだけ」の人と、「意味がわかって塗っている」人では仕上がりにかなり差がつく、そして持ちも全然違います。
- 色選びは「首」か「手もと」
- 立体感を意識して、1色ベタ塗りはNG!
初心者はよく聞く「5点置き」よりも、さらにナチュラルな『三角ゾーン・Cゾーン塗り』をおすすめします。
塗っていることが「バレにくい」のでスクールメイクやオフィスメイクにもおすすめな方法です。
上の図のように「目の下の三角」と「目の横のCの形」の部分に、ファンデやBBクリームを置いて伸ばしていきます。コツは『広げすぎないこと!』です。
この「ゴーグルをつける範囲」がキレイだと、肌はキレイに見えるようになっています。
④コンシーラー
肌のトラブルなど「隠したいところ」は、ありますか??
イエスと答えた人は『コンシーラー』を使いましょう。ホントに悩みが解決するからびっくりです。
使い方は「塗るだけ簡単!」なので、使わない手はありません。
トラブルに合わせて選ぶ
- 色選び
- 質感(固い・やわらかい)
基本の塗りかたは、隠したいトラブルの上にのせて『まわりをボカす(馴染ませる)』だけです。
コンシーラーは「コツ」がわかると簡単にトラブルを隠してくれる便利なアイテムです。
くわしい選び方はここで解説すると長くなってしまうので、以下の記事でこまかく解説しています。参考にしてください。
【動画あり】コンシーラー塗りかた
⑤パウダー
- プレスト→固形のもの
- ルース→粉状のもの
効果はどちらも変わりませんが、持ち歩いて直したい人には「プレストタイプ」がおすすめです。固形なので粉とびしません。
注意してほしいのは、「つける量」と「つける場所」。
いくら油分が出るからといって、大量につけてしまっては皮脂とパウダーが混ざって大変なことに。。
つける場所は、Tゾーン中心にしましょう。
皮脂や汗だけでなく「乾燥」が原因でもメイク崩れはするので、ほほなど油分の少なめなところは少量にしましょう。
パウダーの乗せかたのコツ
【補足】ベースメイク全体の流れ
ベースメイク全体の流れは以下の通りです。
ベースメイクで気をつけること【まとめ】
失敗しないメンズメイクのやり方|2.眉メイク
苦手意識がある人が多い『眉』。
基本を理解して、自分に似合う形が分かれば「劇的に印象が変えられる」パーツでもあります。
『整えかた』と『描き方』の2つに分けてお話しします。
①眉の整えかた
眉を整えるときは「黄金比」と呼ばれる『理想の眉のかたち』を知ることが、成功の秘訣です。
- 眉頭(眉のはじまり)
- 小鼻と目頭の延長線上
- 眉山(眉の1番高いところ)
- 小鼻と黒目の外側の延長線上
- 眉尻(眉の終わり)
- 小鼻と目尻の延長線上
ナチュラルにしたい人もキリッと整えたい人も、このバランスを知っておくと便利です。
整えかたの基本はこの「黄金比」から外れたいらないところを処理(剃ったり抜いたり)します。
最近は「眉サロン」でプロに整えてもらう人も多いですね。とてもキレイになるし、やっぱり仕上がりが違うなとホレボレします。
サロンに通えない時や、自分で微調整したいときに「黄金比」は役立つので、頭の片隅に置いておいてくださいね。もちろん自己処理派の人も活用してください。
眉の整えかた【動画】
②眉の描き方
眉メイクの重要ポイントを3つお話しします。
- スクリューブラシで毛並みを整えながらやる
- 毛流れに沿って書く
- グラデーション(立体感)を意識する
*【道具の紹介】
スクリューブラシはコイル状のメイク用のブラシのこと。眉メイクをするときには必須の道具。眉毛の毛並みを整えたり、書いたところの調整をする。
100均でも売っているし、一体型のものもあるので必ず準備してください。
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上の3つの点を意識するだけで眉メイクは『自然でバレない』ものになります。
「毛流れを整えて、足りないところだけ足す」だけでも十分効果的です。
自然でバレない眉メイク【動画】
失敗しないメンズメイクのやり方|3.アイメイク
【アイメイク後のイメージ】
メンズメイクの中でもっとも『メイクした感』を感じるのが「アイメイク」。
それだけにセンスとさじ加減が試されます。
- 顔の印象をガラッと変えられる
- 周りと簡単に差をつけられて、あか抜ける
今回は、下の2つに分けてお話しします。
- アイシャドウ
- アイライン
どちらも「簡単にできてオシャレな雰囲気になれる」方法なので、参考にしてください。
また番外編として最近流行りの「涙ぶくろ」についても解説しています。
①アイシャドウ
初心者には「オレンジ」や「ブラウン」など馴染みの良い色がおすすめです。
逆にあまり暗すぎる色は向きません。
簡単に「メイク感」を出せると思いがちですが、かなり難易度が高いので初心者は避けた方が無難です。
- アイシャドウを取ったら手の甲で粉を落とす
- 粉がつきすぎるのを防いで、キレイにつけるため
- 目のキワからのせていく
- 自然なグラデーションが作れる
- 何もついていないブラシ(または指)で境目をボカす
- 立体感が出て自然な印象に
【アイシャドウ・塗りかた】
メイクの成功には『ほんのひと手間』がとても重要です。ぜひ覚えておいてください。
アイメイクの流れ【動画】
②アイライン
【埋め込みアイライン】
アイラインは「埋め込みアイライン」をおすすめします。
理由は「挑戦しやすく、一重や二重など目の形を選ばない」から。
もちろん効果的に目の印象も強めてくれます。
「埋め込みアイライン」は目の粘膜、内側部分を埋めていくアイラインです。粘膜を埋めるので、ペンシルタイプでウォータープルーフタイプをおすすめします。
ヨレずに書きやすい
力を入れすぎると目元を痛める原因に!
慣れれればまぶたの上に書くアイラインよりも簡単に書けるので、ぜひ挑戦してみてください。
アイライナーの色選び・まとめ
メンズアイメイクのやり方・まとめ
【番外編】涙袋
最近のメイクの必須項目に『涙袋メイク』も簡単に紹介。
アイメイク(アイシャドウ・アイラインなど)をしなくても涙袋だけは書くという人も多く、書くことで「目が大きく見える」効果があります。
一重・奥二重・二重など目の形が関係なくできるのも人気の理由。
- ラインを長く書きすぎない
- 初心者は黒目の下、1〜2センチが良い
- ラインやハイライトを入れたら必ずボカす
- 不自然にならないために大事
- ラインの下書きで赤っぽい色を使ったり、上から軽く重ねると良い
- 血色感が出て自然な印象に
特に大人世代が挑戦するときには「不自然にならないように」気をつけて。簡単だけど、今っぽくあか抜けるメイク方法です。
【動画あり】涙袋メイクやり方
失敗しないメンズメイクのやり方|4.シェーディング
涙袋メイクと同様、今の流行りのメイクには欠かせない『シェーディング』。立体感が出て小顔になれる効果があることで、人気のメイクです。
ただ「入れるだけ」と思っている人も多いので、効果的に演出できる方法を2つお話しします。
- 骨格に沿っていれる
- フェイスラインは骨の下/鼻と口は骨のすぐ横と下
- 必ずぼかす
- ブラシで粉をとった後/シェーディングを入れた後
入れる位置は、以下の5つ。
- フェイスライン
- 頬骨の下
- 鼻筋
- 鼻の下部
- 口びるの下
ほんのちょっと気をつけるだけでかなり顔が「引き締まる」ほど効果的。
入れる位置や入れかたなどの詳しい解説は以下の動画を参考にしてください。
シェーディングの入れる位置・入れかた
失敗しないメンズメイクのやり方|5.ハイライト
ハイライトは肌に「ツヤ感」と「立体感」を出してくれます。
シェーディングが影を作って立体的に見せるのに対して、ハイライトは入れたところを「高く」見せて立体感を作ります。
ハイライトは「大人の男性」にこそ取り入れてほしいメイクです。年齢によってしぼんできた肌を、ふっくら見せる効果があります。
また生命力ややる気を感じさせるメイクでもあるので、イキイキした雰囲気に見せたいときにもおすすめのメイク方法です。仕事上の「やる気」も演出できます。
おすすめのハイライトの種類は「パウダー」か「練り状」のものです。
パウダーはサラサラ・練り状はしっとり。使用感で選ぶと良いです。
入れる位置は、以下の3つ。
- 鼻先
- あご先
- ほほ骨のトップ
ほんの少量で良いです。くれぐれもやりすぎは禁物。ただ「テカっているだけ」の人になってしまいます!
失敗しないメンズメイクのやり方|6.リップ
『リップ』は色よりも「質感」、つまりケアを重視してください。
せっかくキレイな色のリップを買っても、口びるがガサガサでは本末転倒。汚く見えてしまって残念です。
お手入れ方法は「スクラブ」を取り入れることをおすすめします。週に1〜2回、スクラブで口びるの角質を取り除くだけで、びっくりするほどプルプルになれます。もちろん保湿も忘れずに!
その上で『色付きリップ』や『ティントタイプのリップ』を少量塗るだけで、メンズのリップメイクは完璧です。
メンズメイクで自信を身につける!|まとめ
メンズメイクは今、世の中に受け入れられつつあります。それどころか、そう遠くない未来に「当たり前」に楽しんだり、身だしなみの1つになるでしょう。
もちろんメンズメイクを「する・しない」は個人の自由です。でもこの記事を読んでくれたあなたは、少なくともメイクに興味があるはずです。
自信を持って「メイク」を楽しみましょう!きっかけがなんでも、自分の気持ちに正直にメイクを楽しんでください。その「楽しむ姿」がまわりにも自分にもきっと良い影響をつくってくれるはずです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
Thank you for reading!!