韓国アイドルや日本のモデル・俳優の影響でメンズメイクが浸透し、メイクする男性も増えました。しかしまだまだ情報不足で『メイクの正しいやり方』を知らない男性も多いです。
そこで今回はメンズメイクの中でも『アイメイク』についてくわしくお話ししていきます。ハードルが高いと思われがちですが、アイメイクがうまくいけば顔の印象を一気に変えることができます。特にマスクをする機会が多い今、アイメイクは1番簡単に周りと差がつけられるポイントです。
アイメイクを取り入れて【印象イケメン】になりましょう!
<<著者略歴>>
登録販売者 資格保持
プロ育成美容専門学校 卒業
日本化粧品検定3級
メンズメイク検定3級
メンズ美容は当たり前に
大人男子も取り入れる「メンズメイク」
『メンズ美容』が日本でもだんだんと浸透してきて、スキンケアをする男性も増えてきましたね。リモートワークで自分の外見を意識する機会が多かったり、マスクによる肌荒れも影響しています。
若い世代→10~20代だけではなく、30~50代の大人世代の方も今まで美容を行ってこなかった分「スキンケア効果が高い」・「変化がわかりやすい」ということで取り入れる人が増加しています。
今、全世代のメンズが美容に取り組む時代になってきました!
そこで疑問なのが「メンズメイクの浸透はどうなんだろう」ということです。
SNSや街中でもメイクをする男性を見かけるようになってきました。メンズメイクは日本でも徐々に浸透しつつあるようで、若い世代はファッションとして、大人世代も身だしなみとして取り入れています。
「メンズメイクのやり方」は情報不足
メンズメイクの詳しいやり方についてはまだまだ情報不足に感じます。男性の【メイクしたい気持ち】と【メンズメイクの情報の提供場所】の数が比例していないのが事実です。
特に今回お話しする「メンズアイメイク」は情報がかなり少なく、困っている人も多いのでは?
今回は『アイメイク』について”詳しく”でも”簡単に”お話ししていきます。マスク時代になってから需要の増えたアイメイク。まだ手をつけていない人が多いからこそ簡単に周りと差をつけることができます。アイメイクのメリットは以下の通りです。
- 顔の印象をガラッと変えられる
- マスクをつけても隠れないのでメイク効果抜群!
- 周りと簡単に差をつけられて、あか抜ける
また今回お話しするアイメイクの特徴を4つ挙げます。
- 簡単な手順で真似しやすい
- 誰にでもできる
- 印象を自然に変えられる
- お洒落な雰囲気作りができる
アイメイクで自分を変える!
アイメイクのやり方を学べば、自分を素敵に演出できて周りからの印象も劇的に変えられることができます。
- 自分に自信がない人
- 今の自分を変えたい人
- もっと素敵になりたい人
そんな方にはアイメイクで効果的に自分を演出するのが良い方法です。もちろん単純にメイクを楽しみたい人にもおすすめの方法です。
『メンズアイメイク』という新しい挑戦をして、自己肯定感を上げていきましょう!
*【メンズフルメイク】したい人は以下の記事にまとめています↓
【初心者にオススメ】基本の付け方と色選び
ナチュラル洒落感アイメイク!
まずは本題の『アイメイクのやり方』についてお話ししていきます。後ほど『アイメイクの下準備』についてもお話しするので、より仕上がりをキレイにしたい人・初心者の人は是非あわせて読んでください。
今回のアイメイクは「ナチュラルでお洒落な雰囲気」を目指した「自然だけど垢抜けてる」アイメイクになります。
なので韓国風のバチバチメイクというよりは、外国人風の彫り深メイクや日本人モデル・俳優のようなイメージです。わざとらしくは無く、あくまで日常で使える「お洒落メイク」なので『アイメイク初心者』にも真似しやすいメイクです。
誰にでも似合うメイクなのでぜひ試してみてください。それでは解説に入っていきます!
アイシャドウの【色の選び方】
ナチュラルなアイメイクをするときは「ブラウン」や「オレンジ」などがおすすめです。自分のまぶたの色よりも少し暗めのトーンが自然に見えます。
または少し赤みのあるものも血色感を出してくれて、魅力的な目元を演出できます。これも真っ赤ではなく「赤みのあるブラウン」くらいのものを選びましょう。
気をつけたいのは『あまり暗すぎる色を選ばない』ことです。暗い色を選ぶと簡単にメイク感を出せたりカッコよく男性的になると思いがちですが、それは危険です。ダークな色味はもちろん使いこなせればカッコ良いのですが、アイメイク初心者には少し難しいです。
下記に『失敗しない色の見本』を2つ出しておくので、色選びの参考にしてみてください。
①ETVOSミネラルマルチパウダー
ETVOS(エトヴォス)から選んだ【ミネラルマルチパウダー】はマットなパウダーなので肌馴染みもよく、顔から浮かずに自然なアイメイクができます。
色づきもやさしく付くので、初心者でも失敗が少なく安心。目元だけでなく、リップやチークにも使えるので、統一感あるメイクがこれ一つで完成!
メイク初心者なら、1個は持っておくと安心な「お守りアイテム」。
*くわしいレビュー記事は↓
*ETVOS公式サイト↓
②rms アイライツ
使いごごちにびっくりしたのがrms(アールエムエス)。色味は誰にでも使いやすい「フレア」という色を選んでみました。
見た感じ濃いようにも見えますが伸びがハンパなく良くて、これ1個で1〜2年は持つのでは?という感じ。その上付けた時の洒落感も、国内ブランドにはないような質感。
「目元もオシャレにコーディネイトしたい人」・「周りと差をつけたアイメイクをしたい人」にはかなりおすすめです。水で(!)落とせるところも優秀。もはや驚きしかないアイテムに脱帽です。。
*くわしいレビュー記事は↓
*rms公式サイトはこちら↓
アイシャドウ【基本の付け方】3ステップ
*①のETVOS・ミネラルマルチパウダーを使用して実際に付け方の解説をしていきます。また今回はブラシではなく指でつける方法で解説します。
❶手の甲に粉を落とす
まず手に取ったら必ず手の甲で余分な粉を落とす。1度にたくさんの量をつけてしまうと濃くなった時に調整もしにくく、厚塗りで不自然になってしまいます。
足りなければ後から付け足せば良いので、いっぺんにつけようとしないでください。これ実はかなり重要です!というかこれができれば、アイシャドウの塗り方はほぼ成功したようなものです。それくらい大事なひと手間です。
・中指で取る
・手の甲で粉を落とす
・広げてから目もとにのせる
❷目のキワからのせていく
目のキワ(まつ毛の上あたり)にアイシャドウをのせて、やさしくまぶたの上の方に向かって指を左右に軽く揺らしながら全体に伸ばしていきます。…ちょっと手順が多かったですね。細かく分けると↓
- まぶたの際にのせる
- やさしく上に向かって伸ばす
- その時左右にスライドさせながら伸ばす
- まぶた全体に伸ばす
『まぶたの真ん中』にのせてから伸ばす人もいますが、必ずまぶたのキワ(まつ毛の上の端っこ)から乗せてください。
理由は自然なグラデーションが下から上に向かって出来るので、目に自然な立体感ができます。そうすると印象的でキレイな目元を簡単に作ることができます。
<塗っている・いないの色味の差 *塗りすぎNG!>
↑アイシャドウのみの仕上がり(左:塗っていない・右:塗っている)
❸何もついてない指を使う
何もついていない指で(薬指がベスト!)まぶたの真ん中から上を軽くぼかしていく。
「え?」と思った人、いませんか?「何もついてない指でぼかす?」「何の意味があるの?」
実はこれもとっても大事な工程です。何もついていない指でぼかすことで、自然なグラデーションがまぶたに出来て、目に立体感ができるし自然なアイメイクが完成するんです。
薬指をすすめた理由は、「1番力が入らない指だから」。力が入ったらこの『ぼかしの工程』も台無しになります。必ずやさしく触れるくらいでぼかしてください。
メイクは「え?」と思うような一見ムダに思える事、意味がないと思える『ひと手間』がとても重要です。それをやるかやらないかで仕上がりに大きな違いがあります。
まずはだまされたと思って、ぜひやってみてください。
<仕上がりイメージ *アイシャドウのみ>
↑目を閉じた時の色味
↑目を開けた時の色味
*ブラシを持っている人は。。
ブラシを持っている人も、基本的に同じ手順で行ってください。気をつけることは↓
- 必ず初めに手の甲で粉を落とす
- のばす時はやさしくキワから
- ぼかす時はできれば、何もついていない他のブラシか無ければ指で
ブラシだと指より自然にうすくつけることができます。持ってなくてもメイクはできますがよりクオリティーを上げたいなら、ブラシを持っておくと良いですね。最近は100円ショップでも良い品質のものがたくさん出ていますよ。ちなみに下記の見本も「ダイソー」の商品です。
・ブラシ/見本
・手の甲で粉を落とす
*ブラシの手入れ方法
またブラシはできれば週に1回、毎日メイクしない人でも何回か使ったら必ず洗って干しましょう!面倒ですが、何回も使って放置しておくと雑菌がたまって肌トラブルの原因になります。メイクするたびに、顔に雑菌をつけないためにもしっかり洗うようにしましょう。
印象を強めたい人は【埋め込みアイライン】
埋め込みアイラインって何?
アイシャドウだけでもナチュラルメイクなら十分ですが、より目の存在感を強めたい人は『埋め込みアイライン』がおすすめです。埋め込みアイラインはまぶたを閉じて上から書くアイラインではなく、「粘膜部分に色を足していくアイライン」で「目の正面または少し下から」書くアイラインです。
メリットは、普通のアイラインより自然にバレにくく目の印象を強められることです。また「アイラインを引くのが難しいと感じる人」や「一重の人」にもおすすめの方法です。
埋め込みアイラインの手順
<アイライナーの引き方イメージ *角度>
①まぶたを持ち上げて書く
②目の下の角度から書く
- ①まぶたを少し持ち上げて書くとヨレずに書きやすい
- ②画像のようにやや下からの角度で書く
- ③力を加えずにやさしく当てるようにすべらせながら書いていく
- ④1度に書こうとせず、何回か重ねて書いていく
粘膜に書くのが怖いという人も、慣れれば目の上に書くラインよりも簡単なので挑戦してみてください。やわらかめのペンシルで書くことをおすすめします。
<仕上がりイメージ *アイシャドウ+アイライナー>
↑アイメイク完成(目を閉じた時)
↑アイメイク完成(目を開けた時)
また粘膜に書くので普通のラインより取れやすくなります。ウォータープルーフタイプのもので書いた方が良いです。下記に今回の画像で使ったアイテムを載せておきます。参考にしてみてください。
③ザセム エコソウルパワープルーフ スーパースリム アイライナー
ザセムはコンシーラーが有名ですが、このアイライナーもかなり優秀。書きやすいのはもちろん、その「落ちにくさ」には本当にびっくり!
私は涙目になりやすいので、どんなアイライナーを使っても時間が経つと落ちたりヨレたりしていたのですが、これを使った日はびくともしない。アイライナーを色々使ってきましたが、初めての経験です。
色味は黒を選ぶ方が多いですが、アイライナーは『ブラウン』が日本人には自然に仕上がります。もしアイライナーをまだ持っていない人は、茶色を初めに持っておくと間違いないです。
*アイライナーの色選びに迷ったらこの記事↓
*ザセム公式サイト↓
*youtubeの『アイメイク動画』
アイメイクをする前にしておきたい3つのこと!
アイメイクの成功には「下準備」が必要
アイメイクをする前にしておいたほうが良いことがあります。以下の3つはアイメイクを活かすためにやっておきましょう。仕上がりが全然違います!
- ・ベースメイク
- ・眉メイク
- ・目の周りのメイク
この3つを行うことでアイメイクがさらに『映えて』きます。逆に肌や眉のメイクを行わないでアイメイクをすると、肌のアラ(肌荒れなど)に目が行ってしまい、せっかくのアイメイクも十分に効果を発揮できません。
アイメイクを「活かして」あげるためにも、ベースメイクや眉のメイクは行ったほうが良いです。以下で簡潔にお話ししていきます。
❶ベースメイクをする
ベースメイクは基本的に自分の肌に合った色または少し暗めの色で健康的に仕上げましょう。(*もともとかなり色白な方や韓国風の色白メイクをしたい人は除きます。)
理由は自然な肌色で仕上げたほうがナチュラルな印象でバレないメイク・自然な印象になるからです。
また塗り方にもポイントがあって、ただ塗れば良いというわけではありません。まず顔の内側にBBやファンデーションを置いて、内から外に向かってやさしく塗り広げていきます。
決してゴシゴシこすって伸ばしたりしてはいけません。きれいにメイク出来ないどころか、肌を痛める原因にもなってしまいます。
肌をさわる時には「やさしくやさしく」これを心がけてください。詳しいベースメイクのやり方は別で記事を書いているので、以下のリンクで確認してみてください。
*基本の塗り方*
青の「目の下三角ゾーン」と黄色の「Cゾーン」を中心に塗り広げていくと自然な印象の肌になります。まず中心部においてから、ひろげます。
中心部から外側に塗っていくのが基本です。厚塗りに見えません。ベースメイクは1色ベタ塗りではなく「立体感」を大切に、塗っていきましょう。
❷眉を整える・または書く
眉メイクには2種類あります。眉を剃ったり抜いていって『①整える』ことと、整えた眉に足りない部分を『②書く』ことです。それぞれ簡単に解説します。
①眉を整える
眉を整える為にはまず「自分の眉の理想形」を知ることが重要です。理想形の眉とは自分の骨格にあったもっともバランスの良い眉の形のことです。
またきれいに整えたいからといって、抜きすぎたり切りすぎたりしてもいけません。眉は『バランス』が命です。詳しくは別記事を作っているので、以下のリンクから確認してみてくださいね。
②眉を書く
眉を書く際は「毛流れに沿って書くこと」を心がけてください。足りないところだけを足していくイメージで書いていきます。
またその時に便利な道具が「スクリューブラシ」。なんのことかわからない人は、以下の記事で確認してみてください。眉の細かい書き方も載っています。
また色選びですが基本的には「グレー」をおすすめします。髪の色が極端に明るかったり色がついている場合は別ですが、黒髪または暗めの茶色くらいなら眉ペンシルはグレーが自然に見えます。
またグレーを使うことによって目元の陰影感が強まるので、目の印象も強くなります。「今日は明るめの眉色にしたいな」という時でも、ベースにグレーを使っておいてその上から茶色の眉ペンシルを使って色を足していったり眉マスカラを使うことで、自然な印象になって眉の色が浮いたりしません。
「グレー」は眉メイクをおこなう時は万能選手だと覚えておいてください!
❸目周りのトラブル(クマなど)をキレイにする
目の周りのトラブル隠しも重要です。理由は単純に『アイメイクが映えないから』です。特にクマはしっかりと隠していきましょう。仕上がりに影響してきます。
また、シミやニキビ・ニキビ跡、赤みやくすみもきれいにしたほうが良いです。ここまで聞くと「やること多すぎ!」と感じる人もいるかも知れませんね。
でも安心してください。コンシーラーをトラブルの上に乗せるだけで、その問題は解決です。1分かかるか、かからないかくらいでできるので挑戦してみてください。簡単にトラブル別にあったコンシーラーを解説します。以下の表の通りです。
肌色(明るめ・標準・暗め) | 黄色 | オレンジ | |
使用に適した トラブル | ・ニキビ ・ニキビ跡 ・軽いクマ ・シミ | ・赤み/くすみ | ・青みやグレー味のクマ ・ヒゲ |
色味のイメージ |
*コンシーラーについて詳しく書いた別の記事があるので、「コンシーラーの使い方がわからない人」・「コンシーラーを極めて肌トラブル0にしたい人」は読んでみてください。
まとめ *基本のアイメイク・重要ポイント
メンズアイメイク、『基本だけを簡単に』解説してきました。最後に重要な点だけまとめておきます。
- 色選びは暗すぎる色NG!自分のまぶたよりワントーン暗めの色だと失敗がない
- アイシャドウはつける前に必ず手の甲に出して、粉を落とす
- まぶたにアイシャドウをつけたら、何もついていない指でぼかす
- ブラシを使ったら定期的に洗う
- アイライナーは正面ではなく下の方から粘膜に入れると、書きやすくて自然な仕上がり
メンズメイクやアイメイク、正直勇気が出ない人もいると思います。
「失敗したらどうしよう」「まわりに何て思われるかな」など心配していたら、キリがありません。勇気が出ない時は、外ではなく自分の家で練習してみるのはどうでしょう。
よく言っているのですが、お風呂に入る前に練習してみてまずは自分自身がメイクした顔に見慣れてみてください。どうせお風呂で落とすのだから思い切ってやってみてください。
メイクした自分の顔に見慣れてきて自信がついてきた時に、初めは一人で外出してみましょう。イヤだったらすぐに帰ってこれます。そうやって少しずつ『慣れること』それが大切です。
はじめの一歩は誰でも怖いものです。でもそれを乗り越えられた時に、今まで知らなかった『新しい自分』に出会えます。
勇気を持ってメイクして「自己肯定感、上げていきましょう!」
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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